- こうぎ
- I
こうぎ【交誼】親しい交際。 友誼。II
「~を結ぶ」
こうぎ【公儀】(1)おもてむき。 おおやけごと。「是は心中の憤りにて~に出だすべき咎にもあらず/太平記 39」
(2)朝廷・幕府・役所など, 政治を行う機関。 また, 民を支配している人。 お上。「~隠密」
(3)世の中。 世間。III「せがれより~を広う見覚えて/大句数」
こうぎ【公義】おおやけに果たすべき義務。IV「私情を捨て~に就く英雄志士の交際なり/経国美談(竜渓)」
こうぎ【公議】(1)おおやけに討論すること。 また, 公衆の是認する議論。 世論。「一定の婚式を~して/明六雑誌 32」
(2)公平な議論。「此の事~に出づるに似たれど, 実にはしかはあらず/折たく柴の記」
(3)朝廷や幕府での評議。V「出雲国へ流さるべしと~已に定まりけり/太平記 13」
こうぎ【厚誼】交際の情があついこと。 あついよしみ。VI「御~を賜り御礼申し上げます」
こうぎ【好誼】友好の情。 心のこもった交際。 よしみ。VII「御身の~に対して…報ふ処あらん/うらおもて(眉山)」
こうぎ【巧技】すぐれた技術。 たくみなわざ。VIIIこうぎ【巷議】ちまたの議論。 世間のうわさ。 巷説。IXこうぎ【広義】一つの言葉のもつ意味の範囲に幅があるとき, 広い方の意味。⇔ 狭義「~に解釈する」Xこうぎ【後議】あとに審議すること。 特に二院制議会で, 一方が他の議院のあとに法案を審議すること。→ 先議XIこうぎ【後魏】⇒ 魏(3)XIIこうぎ【抗議】相手の行動や処置の仕方などに, 反対の意見や苦情を述べること。 また, その意見や苦情。XIII「判定に~する」
こうぎ【狎妓】ひいきにしている芸妓。XIV「吉原の~の許に足繁く通つて/渋江抽斎(鴎外)」
こうぎ【講義】(1)人々に学説や書物あるいは物事の意味や内容を口頭で説明すること。 学問的な話をすること。 また, その話。「社会情勢について~する」
(2)大学における授業。XVこうぎ【高義】高い徳行。 立派なおこない。XVI「僕をして君の~を慕はしめよ/花柳春話(純一郎)」
こうぎ【高誼】なみなみならぬよしみ。 多く手紙文などで相手から受けた好意に感謝するときに用いる。XVII「在任中は一方ならぬ御~に預かり…」
こうぎ【高議】すぐれた議論をすること。 また, その議論。 相手を敬ってその議論をいうのにも用いる。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.